北大生によるわかりやすいフランス語の基本

北大生がそこそこまじめにフランス語を学んでいる様子を俯瞰しながら実際の学習方法を伝えたいと思います。

北大生によるわかりやすいフランス語の基本 section11 目的語を持つ際の否定文

北大生によるわかりやすいフランス語の基本

section11 目的語を持つ際の否定文


今回のsectionの中で気を付けることは以下のことです。

直接目的補語につく不定冠詞・部分冠詞は、否定文でde(d‘)になる。

しかし、定冠詞、所有形容詞、指示形容詞はdeにならない。


Il mange de la viande.

これを否定文にすると

Il ne mange pas de de de viande.

となります。



Vous avez des amis à Tokyo?
ーNon,je n‘ai pas d‘amis à Tokyo.

北大生によるわかりやすいフランス語の基本 section10 重要動詞 avoir

北大生によるわかりやすいフランス語の基本

section10 重要動詞 avoir

今回はavoirという動詞について触れていきたいと思います。



avoir
意味:を持っている




avoir は英語における have のような動詞です。




非常に重要な動詞なので頑張って覚えましょう。


活用は以下のようにします。

j'ai nous avons
tu as vous avez
il a ils ont


読み方は

ジェ ザボン
テュア ヴザヴェ
イラ イルゾン

となります。





例文をいくつか挙げてみようと思います。



J'ai mal à des yeux.
:私は目が痛い。


Quel âge as-tu ?
:君は何歳?
J'ai vignt ans.
:私は20歳です。



Nous avons un chat.
:わたし達は猫を飼っています。



Vous avez soif?
:あなたは喉が渇いていますか?




わかっていただけましたか?


こちらの第一群規則動詞についてもご覧ください
ffc-634.hatenablog.com

北大生によるわかりやすいフランス語の基本 section9 定冠詞、不定冠詞と部分冠詞

北大生によるわかりやすいフランス語の基本

section9 定冠詞、不定冠詞と部分冠詞

今回は冠詞についてです。



冠詞も名詞の性と数により形が変わります。


わかりやすく表にしたいと思います。


定冠詞
男性単数 女性単数 男女複数
le(l‘) la(l‘) les

定冠詞は、特定のものもしくは総称を示すときに使います。

たとえば


le frère :兄弟

l‘homme :男性

la sœur :姉妹

l‘ecole :学校

les parents :両親

les écoles :学校

le Japon :日本



不定冠詞
男性単数 女性単数 男女複数
un une des


不定冠詞は、不特定の1つあるいは複数のものを示すときに使います。


例えば


un sac:鞄

une table:テーブル

des crayon:鉛筆

des Japonais:日本人



部分冠詞

部分冠詞は、何かの一部分あるいは若干量を示す場合に用いる。

男性単数 女性単数 男女複数
du(de l‘) de la(de l‘)


たとえば

du café:コーヒー

de la viande:肉

du poisson:魚

de l‘eau:水


考え方としては定冠詞the不定冠詞a部分冠詞数の概念がないものに使います。

以上が冠詞についての説明となります。
次はavoirの直説法現在の使い方について書きたいと思います。

北大生によるわかりやすいフランス語の基本 section8 所有形容詞と指示形容詞

北大生によるわかりやすいフランス語の基本 section8 所有形容詞と指示形容詞

今回は所有形容詞指示形容詞について説明していこうと思います。



所有形容詞というのは英語でいうmy pencil やyour bag のmy yourです。

フランス語の所有形容詞は英語よりも少し難しいです。



その理由としてはかかる名詞のによって所有形容詞形が変わるからです。

ここでsection3の名詞のの記事を載せておきます。



ffc-634.hatenablog.com










とりあえず表にしてみます。



男性単数 女性単数 男女複数
私の mon ma (mon) mes
君の ton ta (ton) tes
彼の/彼女の son sa (son) ses
私たちの notre notre nos
あなたの/君たちの votre votre vos
彼たちの/彼女たちの leur leur leurs


()はかかる名詞が母音で始まるとき(hの場合も)に使います。



ここで注意しなければいけないのは、かかる名詞のによって所有形容詞の形が変わるということです。



例をあげてみます。






ma mère
:私の母




sa voiture
:彼/彼女の車




ton sac
:君のバッグ




vos chapeaux
:君たちの帽子




leur thé
:彼らのお茶


指示形容詞

では次に指示形容詞です。



指示形容詞は英語におけるthis book やthose shoes のthisthoseです。

訳としてはこのでもあのでもそのでも良いです。



指示代名詞もかかる名詞のによって形を変えます。


男性単数 女性単数 男女複数
ce(cet) cette ces
ス(セ) セット


()はかかる名詞が母音で始まるとき(hの場合も)に使います。



こちらも例を挙げてみます。



ce sac
:このカバン




cette voiture
:この車




ce livre
:この本




cet hôpital
:あの病院


わかっていただけたでしょうか?

次回では定冠詞についてやろうと思います。

北大生によるわかりやすいフランス語の基本 section7 疑問文の作り方

 北大生によるわかりやすいフランス語の基本 section7 疑問文の作り方

 疑問文の作り方

 

section2で簡単な疑問文の作り方をやりましたね?

 

 

 

 


今回は残り2つの疑問文の作り方について学んでいこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず

S  V  〜.

 


という肯定文ないし否定文があるとします。

 

 

 

疑問文を作るには

 

 

 

V-S   〜?

 


VとSの間にハイフンを入れて倒置するだけです。

 

 

 

ここでの注意点としては

主語がilまたはelleの時に、ーer動詞やavoirなどの動詞の語尾が母音になるときはtを挟むという点です。

 

 

 

つまり

 


Il aime les livres.

を疑問文にすると

 

 

 

Aime-t-il les livres?

になるということです。

 

 

 

 

 

 

 


そしてもう一つの作り方は

 

 

 

S  V  〜.

とある時に

 

 

 

Est-ce que S  V  〜?

 


とする方法です。

 

 

 

 


わかりやすくするためにここらで例文を挙げてみます。

 

 

 

 


肯定文

Tu as mal aux yeux.

:君は目が痛いです。

 

 

 

 

 

 

疑問文①

As-tu mal aux yeux?

 

 

 

 


疑問文②

Est-ce que tu as mal aux yeux?

:君は目が痛いですか?

 

 

 

語句

 


as(原形avoir ):〜を持っている

 


avoir mal à +  〜(身体の部位):〜が痛い

 


yeux:目

 

 

 

 


肯定文

 

Il chante beaucoup.

:彼は歌をよく歌う。

 

疑問文①

Chante-t-il beaucoup?

 

 

疑問文②

Esc-ce que il chante beaucoup?

:彼はよく歌を歌いますか?

北大生によるわかりやすいフランス語の基本 section6 否定文の作り方

北大生によるわかりやすいフランス語の基本 section6

否定文

さてこのsection6では否定文のつくりかたについて説明していきたいと思います。


ffc-634.hatenablog.com






まず前回やった第一群規則動詞(er動詞)の活用についてみてみましょう。



parler :話すの場合

je parle nous parlons
tu parles vous parlez
il parle ils parlent
elle parle elles parlent


例外についてはこちら


manger:を食べる
voyager:旅行する
acheter:を買う
préférer:を好む
appeler:を呼ぶ



などがあります。



それぞれ表にまとめてみましょう。

je mange nous mangeons
tu manges vous mangez
il mange ils mangent
elle mange elles mangent


je voyage nous voyageons
tu voyages vous voyagez
il voyage ils voyagent
elle voyage elles voyagent


j' achète nous achetons
tu achètes vous achetez
il achète ils achètent
elle achète elles achètent


je préfère nous préférons
tu préfères vous préférez
il préfère ils préfèrent
elle préfère elles préfèrent




j’ appelle nous appelons
tu appelles vous appelez
il appelle ils appellent
elle appelle elles appellent

否定文の作り方

英語での否定文の作り方はbe動詞か一般動詞によって違いますが、フランス語では同じです。


なので英語より簡単といえるでしょう。



フランス語で否定文をつくるときは活用している動詞をnepasで挟むだけです。


ここでいくつか例文を挙げてみようと思います。



Je ne travaile pas beaucoup.
:私は一生懸命勉強するのが好きではない。



Je ne mange pas de viande tous les jours.
:私は毎日肉を食べない。

Je n‘aime pas trvailler.
:私は旅行するのが好きではない。

Elle n‘habite pas avec sa sœur.
:彼女は彼女の姉と一緒に住んでいない。


Je ne téléphone pas souvent à mon frère.
:私はよくわたしの兄に電話をする。

北大生によるわかりやすいフランス語の基本 section5 第一群規則動詞 (ーer動詞)

北大生によるわかりやすいフランス語の基本

section5 第一群規則動詞 (ーer動詞)

このsectionでは第1群規則動詞である−er動詞の直説法現在について説明していきたいと思います。

その前に皆さんbe動詞としてのêtreについては完ぺきに理解しましたか?
êtreの基本についての説明はこちら
ffc-634.hatenablog.com





まずは次の例文を見てください。



Il habite à Lyon.
:彼はリヨンに住んでいる。




Nous habitons à Paris.
:私たちはパリに住んでいる。




Vous habitez à Tokyo.
:あなたは東京に住んでいる。



動詞habiterの形が主語によって異なってますね



別の例文を挙げてみます。



J'aime voyager
:私は旅行するのが好きです。




Il aime voyager.
:彼は旅行するのが好きです。




Elles aiment voyager.
:彼女たちは旅行するのが好きです。




どうでしょうか?



ここで規則性を表にまとめてみたいと思います。

parler :話すの場合

je parle nous parlons
tu parles vous parlez
il parle ils parlent
elle parle elles parlent


分かりましたか?

では次はaimer:〜が好きの表を考えてみてください。









答えとしてはこうなります。

j' aime nous aimons
tu aimes vous aimez
il aime ils aiment
elle aime elles aiment





そうです。

○○erとあるerを一度取って後からそれぞれ主語に合わせて活用を付け加えるという考え方です。



例外について

しかしながら語尾にerが付いていながら上の表の規則から少し外れるもの、つまりは例外もいくつかあります。



ここではその例外をいくつか挙げてみます。

manger:を食べる
voyager:旅行する
acheter:を買う
préférer:を好む
appeler:を呼ぶ



などがあります。



それぞれ表にまとめてみましょう。

je mange nous mangeons
tu manges vous mangez
il mange ils mangent
elle mange elles mangent


je voyage nous voyageons
tu voyages vous voyagez
il voyage ils voyagent
elle voyage elles voyagent


j' achète nous achetons
tu achètes vous achetez
il achète ils achètent
elle achète elles achètent


je préfère nous préférons
tu préfères vous préférez
il préfère ils préfèrent
elle préfère elles préfèrent




j’ appelle nous appelons
tu appelles vous appelez
il appelle ils appellent
elle appelle elles appellent


わかっていただけたでしょうか?

第1群規則動詞は非常にたくさんあるので規則性と上に挙げた5つの例外を覚えるととても便利だと思います。


ここらで例文をあげておきたいと思います。

Nous mangeons de la viande tous les jours.
:私たちは毎日肉を食べる。


語句

de la viande:肉 (食べる、飲むなどの動詞では冠詞は部分冠詞となります)
tous les jours:毎日




今回のsectionはこれくらいにしたいと思います。



次のsectionでは否定文をやりたいと思います。

是非ご覧になってください。