北大生によるわかりやすいフランス語の基本 section4 形容詞の性と数
北大生によるわかりやすいフランス語の基本
section4 形容詞の性と数
さてわたしはそそくさとsection3の後すぐにsection4を書いております。
このsectionでは形容詞の性と数についてです。
前回やりました名詞の性と数についてはsection3のこちらへ
形容詞も名詞と同じ法則で女性形や複数形をつくります。
例えば
男性単数 | 女性単数 | 男性複数 | 女性複数 | 意味 |
---|---|---|---|---|
petit | petite | petits | petites | 小さい |
grand | grande | grands | grandes | 背の高い |
jeune | jeune | jeunes | jeunes | 若い |
です。
名詞の時とおなじように最後がeで終わっているものは男女同形で、最後がsで終わっているものは単複同形なのです。
ここで例文をいくつか挙げます。
1.Tu es jeune.
:お前は若いな。
2.Vous êtes grands.
:あなた達は背が大きいですね。
3.Elle est petite.
:彼女は小さい。
この様にかかる名詞によって形容詞の形を変えていくのです。
しかしながらこの原則から外れるものもあります。
それについては、また違うsectionで記載していきたいと思います。
北大生によるわかりやすいフランス語の基本 section3 名詞の性と数
北大生によるわかりやすいフランス語の基本
section3 名詞の性と数
みなさんこんにちは
本日もものすごく暑くて悲しい気持ちです。
section1でやったアルファベットの名前はもう覚えましたでしょうか?
英語と異なるアルファベットは
A | アー |
B | ベー |
C | セー |
D | デー |
E | ウー |
G | ジェー |
H | アシュ |
I | イー |
J | ジィー |
K | カー |
P | ぺー |
R | エフ |
T | テー |
V | ヴェ |
W | ドゥブルヴェ |
X | イクス |
Y | イグレック |
赤字のものはこの中でも特に気をつけるべきものです。
さて今回のsection3では、名詞と形容詞の性と数について触れていきたいと思います。
大前提として、フランス語には性という概念があります。
ここがまず難しいところです。
数については英語とほとんど同じです。
単数形と複数形があるということです。
ここで一度例文を挙げたいと思います。
1.Je suis japonais.
:私は日本人です。
2.Je suis japonaise.
:私は日本人です。
3.Nous sommes japonais.
:私たちは日本人です。
4.Nous sommes japonaises.
:私たちは日本人です。
みなさん4つの文の違いが分かりますか?
まず1と2で、japonaisとjaponaiseという2つの単語が出てきます。
これこそが名詞の性というものです。
名詞の性
フランス語のすべての名詞には性があり、
1.男性名詞と女性名詞に分けれるもの
男性名詞 | 女性名詞 | 意味 | |
---|---|---|---|
père | mère | 父 | 母 |
garçon | fille | 男の子 | 女の子 |
Japon | France | 日本 | フランス |
2.男性、女性どちらの意味もあるもの
原則として男性形の末尾にeをつけて女性形とする。
つまり
japonaisが男性形で
japonaiseが女性形であるということです。
このことから
先ほどの文1.2の意味の違いが分かるのではないでしょうか?
1.Je suis japonais.
:僕は日本人です。
2.Je suis japonaise.
:わたし(女性)は日本人です。
という様になるわけです。
では3.4はどの様な訳になるのか、考えてみましょう。
3.Nous sommes japonais.
:僕たちは日本人です。
4.Nous sommes japonaises.
:わたし達は日本人です。
となります。
それではここで質問です。
例えば
Masao et Marie sont ○○○○.
:まさおとマリは学生です。
と言いたい時には○○○○の中には何を入れると良いでしょうか?
答え.....
étudiants が入ります。
この様な男性と女性が混じっている際には男性を優先して表現します。
しかし、男性形がeで終わる単語は男女同形となります。
これで名詞の性については分かっていただけたでしょうか?
それでは名詞の数について学んでいこうと思います。
名詞の数
先ほどの文の2と4を比べてみましょう。
2.Je suis japonaise.
4.Nous sommes japonaises.
そうです。
基本的に単数形の単語の末尾にsをつけると複数形になります。
例えば
単数形 | 複数形 |
---|---|
ami :友達 | amis |
livre :本 | livres |
ではここで先ほどの文1と3を比べてみましょう。
1.Je suis japonais.
3.Nous sommes japonais.
おや、名詞の形が同じです。
1のjaponaisが単数なのはわかりますよね?
では3のjaponaisは単数ですか?複数ですか?
これは複数形なのです。
なのに形が一緒なのはどうしてかというと
japonaisの末尾にsをつけることが出来ないからです。
この様な名詞はjaponaisだけではありません。
例えばfrançais :フランス人です。
つまり、sで終わる単語は単複同形なのです。
以上が名詞の数の説明となります。
最後に下の表に例をまとめてみましょう。
男性単数 | 女性単数 | 男性複数 | 女性複数 |
---|---|---|---|
ami | amie | amis | amies |
étudiant | étudiante | étudiants | étudiantes |
japonais | japonaise | japonais | japonaises |
北大生によるわかりやすいフランス語の基本 section2 êtreについて
北大生によるわかりやすいフランス語の基本 êtreについて
êtreと疑問文について
さてさて、初夏も終わりを迎え激アツな夏がやってきそうなわけですが、、、、(今日は28°c)
今回はセクション2ということで英語のbe動詞にあたるêtre について、そして私も初めに習った疑問文について触れていきたいと思います。
je | suis | nous | sommes |
---|---|---|---|
tu | es | vous | êtes |
il | est | ils | sont |
elle | est | elles | sont |
これがêtre の使い方の表です。
英語におけるI am や You areなどとほぼ同じです。
ともすると上の表は
私は...です | 私たちは...です |
君/お前は...です | あなた/あなた方は...です |
彼は...です | 彼らは...です |
彼女は...です | 彼女らは...です |
というように訳すことができます。
ここでの注意としてはtuとvousの訳についてです。
tuは友達や後輩など目上でなかったり、親しい人に使うもので、「君」や「お前」などと訳します。
一方でvousは目上の人に使うもので「あなた」と訳し、さらに二人称の複数形つまり「君たち」や「あなた方」などとも訳します。
それではここで問題です。
Vous êtes étudiants ?
ーOui,nous sommes étudiants .
ここでの「vous」は単数の「あなた」ですか?それとも複数としての「君たち」ですか?
答え.....
ここでのvousは複数としての意味になりま
す。というのも質問に対する答えがnousから始まっています。
訳は次のようになります。
君たちは学生かい?
ーはい、私たちは学生です。
分かりましたか?
そして英語と比べて違和感を持った方はいますか?
そうです。
フランス語では肯定文の語末にクエスチョンマークを付けて、語末のイントネーションをあげることで疑問文にすることができるのです。
先ほどの文をもう一度分析してみます。
Vous êtes étudiants.
これは肯定文で、意味は「君たちは学生だ」となります。
そして語末にクエスチョンマークをつけると
Vous êtes étudiants?↑
疑問文となり意味が「君たちは学生なの?」という様になります。
感覚としては日本語と近しいかも知れないですね。
例えば、
今日は暑い。
これにクエスチョンマークをつけて語末のイントネーションをあげると
今日は暑い?
となり疑問形にすることができますよね。
その感覚と同じです。
今回はここまでにしたいと思います。
次のセクションでは名詞や形容詞の性と数についてを学んでいきたいと思います。
また前回のセクションでやったアルファベットの名前についてはこちらです
北大生によるわかりやすいフランス語の基本 section1 アルファベットについて
北大生によるわかりやすいフランス語の基本
section1 アルファベット
私がフランス語を学び始めたのは、大学に入学した四月でした。
はじめのうちは第二外国語に対してそこまでやる気もせず、なあなあにこなし単位さえ取れれば問題ないだろうとなめまくりでした。
特にフランス語を取った理由がいつか使うかもしれないなあという曖昧模糊な理由だったため、明確な目的もなく授業を半ばに聞いていました。
はじめの方の授業では発音やアルファベット、être という英語でいうbe動詞のようなものを習います。
つまり楽なのです。ただ覚えるだけ。
なんならアルファベットの名前(エービーシー)などはどこかで聞いたことがある又は英語と同じものが多いです。
適当に授業を聞いていてもなんとなーくは理解できるのです。
しかしながら少しずつ進むうちに不規則変化動詞がどしどし出て来ます。
特に第1群動詞やavoirが出てきたあたりから少しずつ歯車がずれていくような感覚です。
授業内だけでは覚えきることが難しいのです。
そういうわけで、やる気になったのは5月下旬から6月上旬頃だったと思われます。
なに分私もまだ現時点で(2019/7/9)フランス語を数ヶ月しか学習していないので偉そうなことはなに1つ言えないですが、どういう風に覚えたのか、またどれを覚えたのかなどを伝えられたらいいなと思う所存です。
まず、このブログでは初めにアルファベットとその名前について書いていこうと思います。
私自身の学習の進度を鑑みながらセクションを増やしていこうと考えています。
アルファベットの名前
A | アー |
B | ベー |
C | セー |
D | デー |
E | ウー |
F | エフ |
G | ジェ |
H | アシュ |
I | イー |
J | ジィー |
K | カー |
L | エル |
M | エム |
N | エヌ |
O | オー |
P | ペー |
Q | キュ |
R | エフ |
S | エス |
T | テー |
U | ウュ |
V | ヴェ |
W | ドゥブルヴェ |
X | イクス |
Y | イグレック |
Z | ゼド |
という風にアルファベットを呼びます。
ですからフランスの国鉄が運行する高速列車「Train à Grande Vitesse」はTGV(テージェヴェ)と言いますし、フランスの国際コードFRAは(エフエフアー)と言います。
今回はこれくらいにしたいと思います。
section2ではêtre と簡単な疑問文などについて触れていきたいとおもいます。
https://ffc-634.hatenablog.com/entry/2019/07/10/011859?_ga=2.115514630.1833723518.1562681494-1383441265.1552118620ffc-634.hatenablog.com